夏に出産予定の方、または夏生まれを目指して妊活している方にとって、
「夏生まれって実際メリットは多いのかな?」「デメリットはどんなものがあるんだろう?」と気になりますよね。
実際に7月に第一子の男の子を出産した私にとって、夏生まれのメリットはたくさん感じました。
ただ、もちろんデメリットもないわけではありませんでした。
本記事では、夏の出産を経験した私の実体験に基づき、妊娠中・出産後それぞれの夏生まれのメリット・デメリットを紹介します。

夏生まれの場合の妊娠中のメリット
夏の出産を考える際には、出産時期だけではなく妊娠期間中の過ごし方も重要です。
つわりの時期、安定期、お腹が大きくなる時期・・妊娠のフェーズによって体調も変わるため、なるべく快適に過ごしたいですよね。
私が夏の出産を迎えるまで、妊娠期間中に感じたメリットを紹介します。
つわりの時期は寒く、外歩きにはちょうど良い
私の場合、11月に妊娠が発覚し、12月からつわりが始まりました。
私のつわりは軽度でも重度でもない感じ(感覚的に)で、「ずっと気持ち悪いけど吐きはしない」という程度でした。
そのため仕事も休むことなく通勤していましたが、冬の外の空気はスッキリとしていたので、夏の暑さの中の通勤よりは快適だったのではないかと想像します。
体質的に夏バテしやすいタイプなので、夏のつわりの場合はさらに食欲低下が起こり、食べられるもの・量が限られていたのではないかと思います。
個人の体質やつわりの程度にもよるかもしれませんが、つらい時期が夏より冬で良かったなという印象です。
つわりなどの妊娠初期症状の体験談は以下の記事にまとめていますのでこちらもぜひご覧ください。
安定期はお出かけしやすい春
私の場合つわりが長引き、12月から3月中頃までスッキリせず思うように食べられない日々が続きました。
そしてようやくつわりが落ち着き、食べたい!出かけたい!と思い始めた頃には気候も暖かくなってきました。
4月にはお花見をし、5月には旅行にも行きました。旅行先では美味しいものをたくさん食べたいですよね・・!
安定期はつわりも落ち着き、お腹もそこまで大きくないため動きやすく、旅行するには最適な時期です。
つわりを乗り越えた後にお出かけしやすい気候になるのはとても良いタイミングだと思いました。
安定期に行ったマタニティ旅については以下の記事にまとめていますのでぜひ参考にしてみてください。
夏生まれの場合の妊娠中のデメリット
夏の出産に向けた妊娠期間中はメリットが多いなと思いましたが、少なからずデメリットも感じました。
以下にデメリットを2つ紹介しますが、どちらも考え方、過ごし方を工夫すればメリットにもなると思います。参考になれば幸いです。

年末年始につわりで美味しいものが食べられない
年末年始といえば家族や友達と集まり美味しいものがたくさん食べられる時期!
ですが、私の場合はつわり真っ只中で思うように食べられませんでした・・。
目の前にごちそうが並んでいるのにちょっとしか食べられない・・と悲しくなりましたが、
捉え方を変えれば、「年末年始の体重増加を気にしなくてよい」のはメリットですね(笑)
つわりが終わるとどんどん食欲が爆発するので、体重増加が気になってきます。
私の場合はつわり中に体重が減ってしまいましたが最終的には+10kgだったので、
後から考えてみれば年末年始につわりが重なったのはむしろ良かったかな、とさえ思いました。
妊娠後期は暑くなり外の散歩がしづらい
個人的にはあまりデメリットを感じませんでしたが、よく「妊娠後期に外を散歩するのに夏はつらい」と聞きます。
妊娠中はついつい運動不足になりますが出産に向けて適度な運動が推奨されています。
そのためウォーキングを日常的にする妊婦さんが多いですが、夏は外を歩くにはつらいですよね。
夏に出産する妊婦にとってはこれをデメリットとして捉える人もいますが、
個人的には外を歩かなくても体を動かす方法はあると思うので、あまり気になりませんでした。
私は出産1ヶ月前まで働いていたので、産休に入ってから本格的に赤ちゃんを迎える準備が始まりました(遅い・・笑)。
かなり部屋の改造を行ったので、毎日買い物と片付けで動きっぱなしの日々。
おかげで運動不足はあまり感じませんでした。
ショッピングモールなど涼しい場所で歩くこともできますし、
家の中でのトレーニングコンテンツも充実しているので、よく言われるこのデメリットはあまり気にしなくても良いかもしれませんね。

夏生まれの場合の出産後のメリット
初めての出産の場合は特に、出産後の赤ちゃんとの生活ってイメージしづらいですよね。
「夏の出産はお世話が楽だからいいね!」と生まれる前に周りの先輩ママに言われたときはあまり理解できなかったのですが、
実際に生まれて育児をしてみると確かにメリットがたくさん!
大変な新生児期に少しでもストレスや負担が軽減されたのは良かったと思いました。
実際に感じたメリットをいくつか紹介しますのでぜひイメージしてみてください。
新生児期は家にこもるので夏の暑さが気にならない
赤ちゃんとの外出は、1ヶ月検診後からが推奨されています。
そのため少なくとも1ヶ月間は家にこもり新生児と過ごすことになります。
近年の日本の夏は猛暑により外で過ごすことが難しくなってきているので、どちらにせよ外出できない時期に新生児期を過ごせたのはちょうどよかったなと感じました。
きっと過ごしやすい春や秋だと「外出したいなあ・・」ともどかしい思いをしていたかもしれません。その点、「外に出たくない」気候だったので悶々と引きこもることもなく、良かったと思いました。
日の出が早いので夜間授乳が精神的に楽
第一子を出産して初めて夜間授乳や夜泣き対応を経験し、その大変さを実感しました。
新生児期間は特に、昼も夜も関係なく赤ちゃんのお世話が続きます。
そして夜中のお世話って本当に精神的にきついんです・・。
世界が寝静まっている時間に起きて赤ちゃんのお世話をしていると、気分が落ち込んだり、ネガティブになってしまったり。
夜が長く感じて「早く朝になってほしい・・」と思っていました。
夏の場合は日の出が早く4時台には明るくなるため、精神的に助けられていた気がします。
これが冬の場合は6時台なので、この2時間の差は大きいな・・と思います。
また、冬の寒さの中で夜間授乳をするのはつらいと聞いたことがあるので、その点も夏で良かったなと思いました。
余談ですが、私の出産は2024年7月だったのでパリオリンピックの開催時期!
オリンピックとともに夜間授乳を乗り切ったのがとても良い思い出です。
開会式を見ながら夜泣き対応してたなあ・・・

寒さを気にしながら沐浴しなくてよい
新生児のお世話の中でも気を遣うのが「沐浴」です。
いろいろな機能が未熟な新生児なので、お湯の温度は大丈夫かな、体勢は大丈夫かな・・など心配なことが多いですよね。
これが冬となると、服を脱がせてから着せるまで、寒さを気にする必要も出てきます。
脱衣所やお風呂場を温める手間もかかるかもしれません。
体温調節が未熟な赤ちゃんなので、なるべく寒い思いをさせずに沐浴を終えたいですね。
夏はあまり温度を気にする必要もなく、沐浴にかかる時間や手間が冬よりも少なかったのではないかと思います。
感染症の心配が少ない
夏は冬に比べて感染症が少ないという点も、夏生まれの大きなメリットです。
月齢の小さな赤ちゃんが感染症にかかってしまうことはできる限り避けたいですよね。
3ヶ月未満の赤ちゃんが発熱した場合は夜間や休日でも早急に受診することを推奨されているほど、重症化のリスクがあります。
冬はインフルエンザやロタウイルスなどの感染症が流行するため、特に感染対策に気を配る必要が出てきます。
特に兄弟がいる場合は感染のリスクも高まるため、心配ごとが増えてしまいますね・・。
夏でも感染症にかかる可能性はありますが、流行しない限りはあまり気にせずにお世話に集中することができます。
ママやパパにとって1番の心配は赤ちゃんの体調だと思うので、この点は夏生まれの最大のメリットかもしれません。
夏生まれの場合の出産後のデメリット
メリットが多いと言われる夏生まれですが、デメリットがないわけではありません。
実際に体験した私が感じたデメリットをいくつか紹介します。

室内の温度管理が難しい
夏生まれの場合、エアコンを使用して部屋を快適な温度にすることができますが、
新生児にとって暑くないかな?寒くないかな?と、温度調節が上手くできているか心配でした。猛暑の日はいくらエアコンをかけても暑い気がして・・
そして扇風機やエアコンの風が直接赤ちゃんに当たるのもあまりよくないと言われているので、その点も気を遣いました。
扇風機を使いたいけど風が当たらないように・・って結構難しいですよね。。
「暑い」「寒い」が言えない赤ちゃんなので、あくまで大人の感覚で温度調節(温度計は使いますが)しなければならないのが難しいと感じました。
ただ、温度調節は夏に限ることではないので、夏のみのデメリットというわけではないかもしれないですね。
お宮参りのタイミングが暑い
お宮参りは一般的に生後1ヶ月頃に行われることになっていますが、
7月生まれの我が子は8月に生後1ヶ月を迎え、あまりの暑さにお宮参りはできないと判断しました。
危険な暑さの中で月齢の小さい赤ちゃんを外に出すのはとても心配ですよね。
我が家はこのような理由でお食い初めのタイミング(生後3ヶ月頃)でお宮参りも同時に行うことにしました。
その頃には季節も秋で快適な気温となり、お宮参りも心配なく終えることができました。
当日のスケジュールは以下の記事にまとめていますのでぜひ参考にしてみてください。

寒くなる頃に動きが多くなり着替えが難しくなる
夏の間は基本的に肌着1枚で過ごしていたので着替えが楽でしたが、
寒くなってくると重ね着になるため、毎日の着替えに手間がかかるようになります。
赤ちゃんは吐き戻しやおしっこ・うんち漏れ、汗などで着替えが多く、育児の中でも負担の大きな部分です。
夏生まれの場合、寝返りやハイハイを始める頃に秋~冬となるため、着替え中に赤ちゃんがじっとしていられないうえに重ね着となり、着替えの難易度が一気に上がります。
ハイハイで動き回る頃には、「じっとしていた頃の着替えが恋しい・・」と思うほど、毎回の着替えが大変でした(笑)
夏は着替えが楽というメリットを噛みしめて過ごすべき・・・!
夏生まれ新生児の服装についてまとめた記事もあるので興味のある方はぜひ。

まとめ~夏の出産はメリットだらけ!
夏生まれのデメリットもいくつか紹介しましたが、それでもメリットが大きいと思いませんでしたか?
これが第二子、第三子となると変わるかもしれませんが、
第一子で慣れない育児に奮闘する中、夏生まれの恩恵をたくさん受けられたなと思っています。
わたし的には新生児の間、特に夜間授乳や引きこもり生活が大変だったので、その2点で特に「夏生まれでよかった!」と実感していました。
夏に出産予定の方は、本記事が少しでも出産前後のイメトレに役立っていれば幸いです。
どの季節でも育児は大変だし我が子はかわいい!ということに間違いはないので、赤ちゃんとの生活が少しでも充実した日々となることを願っております。

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