授乳って悩みが尽きないですよね。
経験してみないと分からないことだらけで、私は初めての育児で「出産の大変さは聞いてたけど、授乳ってこんなに大変なの!?」と驚きました。
私は出産直後から混合育児(栄養)をし、6ヶ月から完ミに切り替えました。
自ら選択した「混合」でしたが、やってみないと分からない大変さを痛感しました。
2024年に初めて出産した私の経験談を見て、共感していただいたり参考にしていただければ幸いです。
混合、完ミそれぞれのメリット・デメリットも紹介していますので、ぜひご一読ください!

出産前から混合育児(栄養)を希望していた
私の場合は出産前にいろいろと調べたり聞いたりした結果、「とりあえず混合でいこう!」と決めたのですが、その理由は以下です。
- 初めての育児だったので母乳をあげるということを経験してみたかった
- 夫にも育児参加してほしいからミルクも飲ませたい
- 夜は腹持ちの良いミルクにしてなるべく長く眠ってほしい
- とにかく睡眠不足になることが不安で、ミルクがあれば少しでも休めそうだと思った
初めての育児を控え、授乳に関しても楽しみなこと、不安なこと、いろいろな感情がまざっていました。
そのため「母乳とミルクの良いとこどり」に見える混合が1番良さそうだな、と自然と思えました。
この頃は授乳の本当の難しさを全然理解していませんでした・・・はい、正直なめてました(笑)
出産直後はすぐに母乳が出ずほぼ完ミ
出産後の4日間の入院期間、病院では混合育児(栄養)をしていました。授乳の時間になるとミルクが配布されます。
まず私の場合は初産ということもあり、産後すぐに母乳が出ない!
少し焦る気持ちもありましたが、時間がかかることは事前に調べていて覚悟していたので、助産師さんのサポートのもと赤ちゃんとの練習を頑張りました。
「赤ちゃんにおっぱいを咥えてもらうのって、こんなに難しいんだ・・そして痛い・・」と、苦労したのを覚えています。
咥えさせるための姿勢や角度、赤ちゃんの口の開け方、毎回格闘でした。

母乳は出ないのに、日に日におっぱいが固く痛くなりました。頑張って母乳を作っていたのでしょう。
そして退院日の朝(産後4日目)、助産師さんに絞ってもらったら初めて少し母乳が出ました!
すごく嬉しかったのを覚えています。
入院中には退院後の混合育児(栄養)のやり方についても、助産師さんに指導してもらえました。
わたしの混合育児(栄養)のやり方
混合育児(栄養)といっても、様々な方法があります。
寝る前だけミルクにしたり、母乳とミルクを交互に与えたりというパターンもあります。
私の場合は、基本的にはすべての授乳のタイミングで母乳⇒ミルク、という順で混合で与えました。
母乳で足りない分をミルクで補う、というイメージです。
母乳を好きなだけ飲ませてからミルクをあげる、ということをしていましたが、
体力がついてくるといつまでも母乳を吸い続けるので、そういうときは大体母乳は30分くらいで切り上げていました。
ミルクを足す量は、最初の2ヶ月ほどは毎回同じ量を足していました。
3ヶ月頃からは子どもの様子を見たりおっぱいの状態が分かるようになってきて、夕方以降母乳の出が悪くなっているようだったので、時間によって足すミルクの量を変えるようになりました。
また、深夜はミルク作りが大変だったりするので、回数が減ってきたときには母乳のみで済ませていました。子どももおっぱいを吸うことでそのまま安心して寝てくれていたので問題ありませんでした。

痛感した混合育児(栄養)の難しさ
「母乳とミルクの良いとこどり」と思っていた混合ですが、実際にやると次から次へと悩みが出て、検索魔になる日々・・・。
完母も完ミもそれぞれの難しさやデメリットはありますが、実際に経験してみて混合ならではの難しさが分かったので以下の項で3つ紹介します。
私が感じた難しさなので、母親と子供の状態によって状況は全く異なることはご了承ください。
ミルクをどれだけ足せばよいか分からない
混合をやっていて1番よく聞く悩みではないかと思うのが、「ミルクをどれだけ足せばよいかわからない」です。
完母であれば「好きなだけ何回でも飲まてよい」と指導されることが多いですし、完ミであれば目安の量がミルク缶に記載されているのでその通りに飲ませればよいです。
混合は私のように母乳を飲ませてからミルクを与えるケースが多いので、スケールで母乳量を計らない限り、ミルクを足す量が正確に分からないということになります。

実際我が子の場合は1ヶ月検診で1440g体重が増えており、平均は900gほどなので、十分すぎるほどにミルクを飲ませていたことが分かりました。。
増加不足ではないので医師からも指摘はされませんでしたが、適量を超えていたのかなと少し反省しました。
その後は少しミルクを減らし、週に1回子どもの体重を測り増加のペースを確認するようにしました。
ただ体重だけではなく子どもの飲む様子なども見て足りているかどうか判断が必要なので、難しいですね・・。
子どもは6ヶ月くらいまでにどんどん飲む量が増えるので、自分の母乳の状態や子どもの様子を見ながらいろんなミルク量を試してみて‥という感じで進めました。常に「これで合ってるのかな・・」と確信を持てない状態で授乳するのが大変でした。
赤ちゃんの成長に合わせて母乳が増えてくれない
完母の場合、生まれてしばらくは頻回授乳になることが多いといいます。
赤ちゃんは一度に多く飲むことができず、母乳も腹持ちが良くないために、3時間もたないことも多いようです。
頻回授乳になるとその分母乳をもっと作るように脳に指令がいき、どんどん母乳量は増えてくれることが普通です。
しかし混合ではミルクを足しているため腹持ちも良く、頻回授乳になることは多くありません。
赤ちゃんの飲む力は増えるのでその分母乳もいくらか増えてきますが、やはり完母のようにはいきません。
母乳量は個人差が大きいので、私の体質的に量が増えづらいというのもあったと思いますが、
混合で与えていた影響もありなかなか増えませんでした。
ミルクの量がどんどん増えるので母乳量を増やそうと搾乳など試みた時期もありましたが、思うようには増えませんでした・・。
母乳量を増やしたい、減らしたくない、という方は、ミルクの量を減らして頻回授乳するなどをオススメします。
頻回授乳は気力と体力が必要なので、初めての出産では私の場合はなかなか難しかったです。。

とにかく授乳に時間がかかる
混合って、毎回時間がかかるんですよね・・。
おそらく完母が1回あたりの授乳時間が1番短く、純粋な授乳時間は毎回10~20分程度です。
完ミはミルクの準備+後片付け(哺乳瓶の洗浄&消毒など)があるのでその分時間がかかりますが、20分程度で終わることがほとんどです。
それに対して混合はミルクの準備⇒母乳⇒ミルク⇒哺乳瓶の後片付け、と工程が多く、
私の場合は毎回30分以上はかかっていたなという印象です。
それが初めのうちは1日に7~8回あることを想像してみてください。なんだかずっと授乳しているな、という毎日だった記憶があります(笑)
これはやってみたからこそ分かる混合の大変さでした。
生後6ヶ月で混合から完ミに移行
出産直後から混合を続けていた私ですが、上の項に記したように、混合では母乳の出がだんだん悪くなってしまいました。
5ヶ月頃から母乳を飲む時間が減ってきて、6ヶ月で自然と卒乳という形になりました。
正直もう少し続けるつもりでいたので想定より早い卒乳となってしまいましたが、
混合から完ミに切り替えてみるととても楽になりました(笑)
完ミもデメリットはありますが、今まで授乳で悩みまくっていた頭がスッキリして、育児をより楽しむことができた気がします。
混合から完ミへの切り替えについて、以下の記事で紹介していますのでぜひご覧ください!
混合と完ミの両方を経験して分かったそれぞれのメリット・デメリット
生後5ヶ月まで混合、6ヶ月から完ミを経験し、それぞれのメリット・デメリットを実感しました。
これも家庭や子どもの状況により感じ方は異なると思いますので、一例として参考にしていただければと思います。
混合育児(栄養)のメリット・デメリット
約半年間の混合育児を経験してみて私が感じたメリット・デメリットを紹介します。個人差があることはご了承ください。
メリット
- ミルクを他の家族に任せることができる
- 赤ちゃんが母乳・ミルク両方に対応できるようになるので安心
- 頻回授乳(1~2時間おき)しなくてよい
- 外出時はミルクのみに切り替え、授乳室を探さなくてよい
- 母乳からの栄養を与えつつ、大変な時はミルクに甘えられるという利便性がある
デメリット
- 授乳に時間がかかる(筆者の場合は毎回の授乳に30分以上)
- どれくらいミルクを足すべきか分からない(母乳量が分からないため)
- 母乳量が増えづらい
- ミルク代がかかる
- 混合とはいえ母乳による生活の制限がある(飲み物・食べ物・薬に注意が必要、乳腺炎対策など)
母乳とミルクの「良いとこ取り」と言われる混合ですが、一方で「悪いとこ取り」とも言えますね、、(汗)
母乳もミルクもどちらもデメリットはあって、その両方に対応しなければいけない混合もまた大変でした。
完ミのメリット・デメリット
つづいて、生後6か月から完ミになった私が思う、完ミのメリット・デメリットを紹介します。
メリット
- 夜間授乳がなくなりやすい
- 夜間授乳や搾乳をしなくても胸の張り・痛みを感じなくてよい
- 外出先で授乳室を探さなくてよい
- 食べ物・飲み物・薬など授乳による制限がない
- 母親以外のだれでもミルクをあげることができる
- 頻度や量が明確
デメリット
- ミルク代がかかる(約1万円/月)
- 外出時に荷物が多い(哺乳瓶やお湯など)
- 哺乳瓶の洗浄や消毒に手間がかかる
- 栄養面が気になる(赤ちゃんにとっては母乳がベストと言われている)
- 生理が早めに再開しやすい(筆者は完ミにしてすぐに再開しました)
あくまで私の感覚ですが、混合と比べたときに楽なのはミルクかなと思います。
頻度も量も目安が分かりやすく、自分の体の心配も不要で、他の人に長時間預けることもできる。
「いろいろと頭を悩ませなくてよい」というのが1番のメリットだったと思います。
まとめ:授乳って本当に難しい。正解は人それぞれ!
我が家の授乳事情を紹介しましたが、完母、混合、完ミ・・どれを選択するにしろ大変ということです。
完母は経験しなかった私ですが、「大変だけど理想的」という面も多く、完母を選択する理由もわかります。「もう1回育児をするなら完母に挑戦してみたい!」と思うほど、大変さを知っても憧れはあります。不思議ですね。
私は「ママと赤ちゃんがどう感じるか」を大切に、双方がHappyでいられる方法がベスト!と感じました。
無理に1つの方法にこだわる必要はありません。
3つも選択肢があるので、「やってみてダメだったら別の方法にしてみよう」という気持ちで授乳に向き合うことがよいと考えます。
ただでさえ悩みが尽きない育児なので、少しでもストレスなく楽しい毎日になるよう心掛けたいですね。
本記事が少しでも頑張るママの参考になってくれれば幸いです。

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