授乳って何が正解なのか・・いろんな情報にあふれていて悩みがつきないですよね。
筆者も「子供を産んで想像以上に大変だったことランキング」1位を決めるなら絶対に「授乳」です!(笑)
赤ちゃんにとって必要不可欠な授乳が、こんなに難しいとは知らなかった・・・と衝撃でした。
生まれてから本当に毎日、いろんな悩みごとが出てきて検索魔になる日々・・
そして母乳の状況や考え方、赤ちゃんの特性にも個人差が大きいため、一概に「この方法がおすすめ」とも言えません。
自分の体と子どもと向き合いながら、それぞれのママと赤ちゃんにとっての正解を探す必要があります。
本記事では、あくまで一例として、筆者が体験した混合から完ミへの切り替え記録とその経緯を紹介します。
混合と完ミ両方を経験した筆者が感じたメリットやデメリットも記録しますので、参考になれば幸いです。
完ミへ移行するまで①:生まれた直後は「母乳寄りの混合」
第一子を出産するにあたって事前に授乳についてリサーチ。
なんとなく母乳とミルクの良いとこ取りっぽい混合が良さそうだな、と思い「混合にしよう!」と決意。
出産した産院でも産後すぐ母乳は出ないので、母乳をあげる練習をしつつミルクを足すようにという指導だったので、自然と生まれた直後は混合に。
ようやく母乳が出始めたのが退院日くらいで、退院してからもミルクを足していました。
この頃はとにかく授乳時の乳頭の痛みとの戦い・・乳首が切れているわけではないのに痛い・・
ただでさえ痛いのに切れることが怖くて怖くて、深くくわえさせることばかり意識していましたがこれが難しい・・
これが授乳の第一関門でした。
生後1カ月間は3時間おきの授乳をしていましたが、完母の場合は3時間も空けられないケースが多いと思います。
筆者はとにかく授乳時の痛みが怖かったので、3時間おきで精いっぱい・・頻回授乳は考えられませんでした・・・
1カ月検診で体重がかなり増えていた(約1400g増)ので、今思い返せばミルクを足さなくても良かったかも、というくらいですね。
当時は母乳だけでは足りないのでは・・と心配でミルクを足していました。
この時点では「母乳寄りの混合」という感じですかね。
完ミへ移行するまで②:徐々に「ミルク寄りの混合」へ
生後1週間では1回あたり60~80mLしか飲まない赤ちゃんも、
生後6か月になると1回あたり160~200mL飲むようになります。
つまり母乳は成長とともに増えなければなりませんが、筆者は毎回ミルクを足していたため、なかなか母乳は増えません。
完母の場合は頻回授乳をして赤ちゃんの哺乳量も増えることで、徐々に母乳は増えていきます。
頻回授乳をせず母乳量が大きく増えなかった筆者の場合は、自然とミルクの量が増えていきました。
生後2カ月が経った頃からおそらく徐々に「ミルク寄りの混合」になっていったと思います。
完ミへ移行するまで③:生後6カ月で完ミに。その理由は?
さて、しばらく混合を続けていた筆者ですが、なぜ完ミになったかというと、
「5カ月頃に子が母乳を嫌がるようになった」からです。
月齢が低い頃はこちらから離さないと何分でもおっぱいをくわえていた我が子でしたが、
生後5か月頃から3分程度で離すようになり、それが徐々に2分、1分、と短くなり、最終的には10秒程度で離すようになりました。
赤ちゃんは話せないので正確な理由は分からないものの、
子の様子を見る限りは「母乳の出が悪く、物足りなくなったから」ではないかと推測します。
成長するにつれてどんどん吸う力が強くなり、哺乳瓶の乳首のサイズもアップしていきますが、
混合を続けていたので母乳の出はいつまでも変わらず、きっともどかしくなったのでしょう(笑)
「お腹すいてるのに全然出てこない!ミルクちょうだい!」という主張だったのだと思います。
母乳を吸ってくれないのでは成す術もなく、完ミに自然と切り替わりました。
「母乳量を増やすなら生後100日まで」とも言われますので、生後6か月では潔く切り替えることができました。
完ミに切り替えた方法
上に記した通り、赤ちゃんが徐々に母乳を飲まなくなったため、自然と完ミに切り替わりました。
なので何か方法があったわけではないのですが、
おっぱいのトラブルなしで切り替えられたのは、自然と「徐々に移行したから」だと思います。
意図的に完ミに切り替えたい方も、徐々に移行することはとても重要です。
筆者の場合、赤ちゃんが徐々に母乳を飲まなくなったので、おっぱいの張りも徐々に少なくなっていったのが分かりました。
4時間空くとおっぱいが張っていたのが5時間、6時間・・と徐々に長くなっていきました。
おっぱいが張った状態が長くなると乳腺炎などのトラブルを引き起こす可能性があるので、授乳や搾乳をしなければなりません。
徐々に間隔を長くすることが、トラブルなく完ミに切り替えるコツだと思います。
筆者の場合は自然と3~4週間をかけて混合から完ミに移行となりました。
完ミになったときの心境
生まれてすぐに母乳をあげ始めたときは痛みに苦しみましたが、2か月くらいで耐性もつき、痛みもあまり気にならなくなりました。
それと同時にやはりおっぱいを飲む我が子はとんでもなく愛おしいです。
この感覚も人それぞれなのでもちろん筆者の場合は、です。
母乳は大変だけどこの時間がやっぱり愛おしくて好きな時間でもあったので、
完ミに移行するときは多少なりとも寂しかったです。
ただ、生後6か月だったこともあったので、「混合だけど半年あげられたから十分母乳がんばった!ここから完ミで少し楽しよう!」
という達成感もあり、そんなに執着なくあきらめられたかなと思います。
なんせ子供が飲んでくれないのでもう仕方ないですね。
「少し早い卒乳」ということで気持ちを切り替えました。
結果として、「完ミは楽!」
具体的なメリットは以下に記載しますが、胸が張って痛いこともないし、外出で授乳の心配もしなくていい。
完ミにしたおかげで、日々いろんなことを心配していた頭がスッキリして、より育児を楽しめるようになった気がします。
赤ちゃんが哺乳瓶を求め、ひとりで持って飲む姿もかわいいですよ~(笑)
混合栄養のメリット・デメリット
約半年間の混合栄養を経験してみて筆者が感じたメリット・デメリットを紹介します。
あくまで筆者と我が子の場合ですので、個人差があることはご了承ください。
メリット
- ミルクを他の家族に任せることができる
- 赤ちゃんが母乳・ミルク両方に対応できるようになるので安心
- 頻回授乳(1~2時間おき)しなくてよい
- 外出時はミルクのみに切り替え、授乳室を探さなくてよい
- 母乳からの栄養を与えつつ、大変な時はミルクに甘えられるという利便性がある
デメリット
- 授乳に時間がかかる(筆者の場合は毎回の授乳に30分前後)
- どれくらいミルクを足すべきか分からない(母乳量が分からないため)
- 母乳量が増えづらい
- ミルク代がかかる
- 混合とはいえ母乳による生活の制限がある(飲み物・食べ物・薬に注意が必要、乳腺炎対策など)
母乳とミルクの「良いとこ取り」と言われる混合ですが、一方で「悪いとこ取り」とも言えますね、、(汗)
母乳もミルクもどちらもデメリットはあって、その両方に対応しなければいけない混合もまた大変でした。
どれを選択するにしろ大変ということです。
筆者は「ママと赤ちゃんがどう感じるか」を大切に、双方がHappyでいられる方法がベスト!と感じました。
無理に1つの方法にこだわる必要はありません。
完ミのメリット・デメリット
つづいて、生後6か月から完ミになった筆者が思う、完ミのメリット・デメリットを紹介します。
メリット
- 夜間授乳がなくなりやすい
- 夜間授乳や搾乳をしなくても胸の張り・痛みを感じなくてよい
- 外出先で授乳室を探さなくてよい
- 食べ物・飲み物・薬など授乳による制限がない
- 母親以外のだれでもミルクをあげることができる
- 頻度や量が明確
デメリット
- ミルク代がかかる(約1万円/月)
- 外出時に荷物が多い(哺乳瓶やお湯など)
- 哺乳瓶の洗浄や消毒に手間がかかる
- 栄養面が気になる(赤ちゃんにとっては母乳がベストと言われている)
- 生理が早めに再開しやすい(筆者は完ミにしてすぐに再開しました)
筆者が思うに、楽なのはミルクかなと思います。
頻度も量も目安が分かりやすく、自分の体の心配も不要で、他の人に長時間預けることもできる。
ただ母乳は「大変だけど理想的」という面も多く、完母を選択する理由もわかります。
混合と完ミを経験した筆者も、「もう1回育児をするなら完母に挑戦してみたい!」と思うほど、大変さを知っても憧れはあります。不思議ですね。
まとめ
生後6か月で混合から完ミに移行した経緯を紹介しました。
感じたことは、出産も千差万別ですが、授乳も千差万別。
「これが正解」はありません。
筆者が思う、育児の最重要ポイントは「ママがハッピーで元気であること」。
現状がつらいのであれば1つの方法にとらわれず、別の選択肢を検討してみてください。
自己犠牲をしがちなのが母親。たまには「ママが楽な方法」でOKです。
赤ちゃんとママの授乳の時間がリラックスした楽しいものになりますように!応援しています。
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