こんにちは!TOEIC900点、英検準1級取得、元英会話講師のKihoです。
TOEICでだれもがぶつかる壁が、「解き終わらない・・」という問題数の多さです。
TOEICの問題はリーディング・リスニング合わせて合計200問ですが、そのうち54問がPart7です。
得点の4分の1以上を占めるPart7をしっかりと解き終わることが、TOEICスコアアップに必須だということがわかりますね。
本記事では、「part7を早く解くコツが知りたい」、「いつも時間が足りなくなる」など、
part7の速読に苦戦する方に向けて、重要なポイントを2つ紹介します。
このポイントをおさえるだけで、かなりのスピードアップ&スコアアップが期待できます。
※TOEIC全体の構成や概要を知りたいという方は以下の記事もチェック!
TOEICをすべて解き終わるのは難しい
初心者の方はもちろん、例えば800点ほどの高得点を取れるような人でも、すべて解き終えることができる人は多くありません。
筆者もすべて解き終えられるようになったのは800点台が出せるようになったころでした。
どの程度のスピードが求められるかというと・・
リーディングパートは全100問を75分で解かなければいけません。
つまり、全体を平均すれば1問に1分もかけられない、という計算になります。
「そんなスピード感は初心者には無理・・」と思うかもしれませんが、すべて解き終えられなくとも、なるべく多くの問題を解き終えることは、スコアアップを目指すうえで非常に重要です。
本記事で教える2つのポイントはいたってシンプルなので、ぜひ参考にしてみてください。
TOEIC Part7速読の基本はこの2つ
問題を解くスピードをアップさせる手っ取り早い方法は以下の2つです。
- 必ず文書よりも問題文を先に読む
- 時間配分を意識し、つまずいた問題は潔くあきらめる
下の項で、それぞれ詳細を説明していきます。
速読のコツ①必ず文書よりも問題文を先に読む
Part 7は色々な形式の文書(チャットのやり取り、メール、新聞記事、ウェブページ)が1つまたは複数記載されています。
そのためつい文書を理解することに専念してしまいがちですが、最も大事なのは「問題文」です。
「よし、まずはすべて文書を理解できたぞ!さてさて問題は・・・」
という手順では、結局問題を解くために文書を見直すことになり、大きな時間のロスです。
問題文を一通り事前に確認することで文書を読み込む前にポイントを理解でき、文書が理解しやすくなります。
これはリスニング問題と同様です。
先に問題文を理解してから音声を聞くと、何をポイントに聞くべきか分かるため、問題が解きやすくなりますよね。
これと同じ考え方で、文書をすべて理解する必要はなく、問題に解答するためのポイントがおさえられればよいので、
文書を読むスピードも上がり、解答率も上がります。
そして解答率をさらに上げるためにはPart7の特徴をつかむことも重要です。
以下の記事で紹介していますのでぜひこちらもご一読ください。
速読のコツ②時間配分を意識し、つまずいた問題は潔くあきらめる
問題を解き進める際には「時間配分」をきちんと意識しながら解いていくことが重要です。
必ず時計を持参し、自分の決めた時間配分通りに解けるようにチェックしましょう。
part7を除くリーディング問題は合計46問ありますが、スピードを意識すれば15分程度で解くことも可能なので、
part7に残される時間は多くとも60分(理想は50分)と考えると、54問を60分で解くことになります。
これを意識し、1問あたり約1分で解けるよう、つまずいた際には潔くあきらめることが重要です。
時間がなかなか短縮できない、という人はこの「あきらめる」ことができない印象です。
解けない問題に5分かかって間違えるより、その時間を使って解ける問題を3問でも正解した方が賢いのは明らかですよね。
1問あたり1分で解くことと、つまずいた際に潔くあきらめることを身に着けるには、やはり練習することが大切です。
Part7の速読ができるようになるための基本の勉強法
スピード感をつかむ練習におすすめのテキストはやはりTOEIC公式問題集。
初心者の方には難しく感じるかもしれませんが、どの程度のスピードが求められるかを知るのに手っ取り早い勉強法です。
上で説明した「問題文を先に読む」「時間配分を意識する」の2点をしっかりと定着させるために、何度もPart7の問題を解きましょう。
スピード感を身につけるために、同じ問題を複数回解くのもオススメです。
まとめ
TOEICのpart7のスピードアップのポイントを2つ紹介しました。
- 問題文を先に読む
- 時間配分を意識する(1問あたり約1分で解く)
ただしこの2つのポイントは理解するだけでなく、練習することが重要です。
練習し身に着けることができれば、人によってはリーディングにかかる時間を30分短縮することも可能です。
そしてすべて解き終えることができれば、スコアアップにつながる可能性も非常に高いです。
TOEICはスピードアップが重要なカギになるため、本記事が少しでも学習の手助けになれば幸いです。
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