「寝かしつけが大変でどうにかしたいけどセルフねんねってギャン泣きだろうな・・」
「ギャン泣きされたらどうすればいいんだろう?」
と、赤ちゃんのねんねとの向き合い方って難しいことだらけですよね。。
我が子を泣かせることに抵抗があった私ですが、無理なくネントレをして、ギャン泣き5分でセルフねんねできるようになりました。
実際に数か月のゆるいネントレを経験してみて、セルフねんね習得するための大事なポイントが分かりました。「泣かせる=かわいそう」ではないのです。
我が子に良質な睡眠をとってほしい・・!と考える方は1度ネントレにトライしてみることをオススメします。ただ、「無理なく」することを推奨します。
本記事が少しでもネントレに挑戦する方の参考になれば幸いです。

ネントレで泣かせることは悪いことじゃない
「ネントレで泣かせるのは赤ちゃんの発達に悪影響なんじゃないか・・」
「泣くのを放置するってかわいそうでできない・・」
など、赤ちゃんを泣かせることに対してネガティブな意見や情報が飛び交っていますね。
私も泣いている我が子をただ見守るのには抵抗があり、ネントレできるのかなあ・・とあまり自信はありませんでした。
ただ、ネントレをしてみて分かったのは、育児において「泣かせる=かわいそう」という単純な話ではないということ。
一言で「泣いている」と言っても、言葉の話せない赤ちゃんはいろーーんな意味を持って(もしくは意味なく)泣くという行為をします。
泣いているときに、抱っこするよりただ見守ることが赤ちゃんのためになることもあるのです。
ネントレをするときにはそれを前提にしてみてください。
ネントレをしよう、セルフねんねをさせたい、と考えている方は、親が大変ということだけではなく「赤ちゃんがねんねが上手くできなくてつらそう」という理由を持つ方も多いかと思います。
そんな子どもにとっては、ネントレ中に泣くことが多かったとしても、ねんねが上手くなれば結果として泣くことが減るのです。
我が子もネントレをしてセルフねんねに成功した時には、「あんなに寝ぐずりしたり中途覚醒で泣いてしまったのに、泣かなくなった!!」と驚きました。
ネントレの効果について詳しくは以下の記事も参考にしてみてください。
ネントレで泣いてしまっても結果的には子どもの幸せに繋がるので、決して悪いことではありません。
ただもちろん限度はあるので、ひたすらに泣かせても大丈夫というわけではなく、あくまで子どもの様子をしっかり見守ることが大切です。

ギャン泣きがつらいときは1分から練習
「泣かせても大丈夫」と頭では分かっていても、それでも耐えられない!という気持ち、わかります。
私も子どもの泣き声を聞いたり泣き顔を見るとどうしてもつらくなって、抱っこせずにはいられなくなりました。
同じように「泣かせるのが苦手」という方は、まず1分見守ることから練習しましょう。
そして抱っこして落ち着いたらまた寝かせ、泣いたら1分見守ってまた抱っこする、をできる範囲で繰り返してみます。
いつもすぐに抱きかかえている人は1分でも長く感じてつらいと思いますが、これを繰り返せば不思議と少しずつ慣れていくものです。
私もギャン泣きを見守ることに少しずつ慣れていきました。
ネントレは数回で効果が出るものでもないので、長い目で見て少しずつ親自身もステップアップしていきましょう。
5分ギャン泣きでセルフねんねに成功
泣くのを見守り始めると、寝ぐずりはギャン泣きから弱くなるタイミングがあることに気が付きました。
その弱い泣き(ギャーではなくふぇ~という感じ)がもう少しで寝られる合図です。
この泣き方であれば「泣かせておくのがつらい」という感じもなく、冷静に見守ることができます。
ネントレを続けていると、我が子はギャン泣きはだいたい5分、その後10分~20分くらい弱く泣き、そのままセルフねんねすることができました。
子どものこの流れを1度目にすると、泣いていても見守ることに抵抗がなくなっていきます。
そして驚くことに、子どもは泣かずに寝られるようになっていきます。
こうやって子どもは「自分で寝付く」ということを覚えるのです。
重要なポイントとして、「自分で寝付く」ことを覚えると、中途覚醒した時に激しく泣いてしまうということもなくなります。
抱っこで寝付いた場合、目が覚めて抱っこじゃなかったらびっくりしますよね。
大人に置き換えてみても、寝落ちしたときと目が覚めたときに違う環境だったら焦るのと同じです。
自分で寝付くことができれば、その後の睡眠の質にも大きく影響し、結果的にゴキゲンな時間が多くなります。
我が子はセルフねんねのおかげで眠りの質が明らかに良くなり、日中のゴキゲンな時間も増えた気がしました。

セルフねんねは下準備が大事
ネントレを始める際に必ず知っておいてほしいのは、下準備を整えることです。
「ベッドに寝かせて泣いているのを見守るだけ」がネントレではありません。
私は子どもが生後1ヶ月頃からネントレを始めましたが、月齢が小さかったということもあり、下準備をしつつ無理なくゆるいネントレをしました。
まだ生まれたばかりの子どもは外の環境で「寝る」ということに慣れていません。
大人でも睡眠の質に悩む人は多いくらいなので、やはり「寝る」ことって簡単じゃないのです。
子どものネントレをしてみると、大人の睡眠にも通じるものがあるなと勉強になりました。
「ネントレが上手くいかない・・」という人も以下の準備の部分を見直してみてください。
下準備①何より生活のリズムが大切
ネントレを学び実践してみて私が1番大事だと思ったのが「生活のリズム」です。
赤ちゃんって、「いつどれくらい寝るか」読めないんですよね。生まれたばかりの頃はなおさらです。
おそらく多くの人が、その読めない赤ちゃんの寝るリズムに合わせて生活しているのではないでしょうか。
そうすると、授乳の時間も日によってバラバラだったりします。
「起こすのはかわいそうだし寝かせておこう(自分も楽だし・・)」と、自然に起きてくるまで授乳せずに待つことも多いのではないでしょうか。
ただ、赤ちゃんだけではなく大人も、「リズムが決まっている」と非常に生活しやすいのです。
何時にご飯を食べて、何時に寝て、何時に起きるか、世界にはリズムというものがあることを教えてあげるのが親の仕事なのです。
これをしてあげないと、赤ちゃんも毎日異なるスケジュールに混乱し、ぐずりやすくなります。
ネントレを始めようと思っている方はまず生活リズムを見直しましょう!
私は「ジーナ式」と呼ばれるネントレ本で有名な以下の書籍を参考に赤ちゃんの生活リズムを整えました。

この本に書かれていることにすべて従うのは正直難しいです。
なので私は自分にできる範囲で、ゆるく「ジーナ式」でネントレしました。
私は「赤ちゃんの生活リズムを作ってあげる」ことをこの本で学び実践したことで、とても良い効果が得られたと思っています。
下準備②寝る環境を決める
寝る環境を決めてあげることもセルフねんねを達成するには重要なポイントです。
寝る環境とは、場所、服装、音、光、などです。
我が家のケースをそれぞれ紹介します。
場所
夜だけではなくお昼寝も「寝室」で寝かせることにしました。
ただ、生後半年頃までは親と違う部屋で寝かせることを推奨していない育児書もあるので、親はリビングにいるけど子は寝室で寝かせる場合などは「親の目が届く」ということを意識する必要があります。
そして心配な場合は無理をする必要はないので、自身が安心できる環境を選びましょう。
我が家の場合は生後2ヶ月頃からお昼寝を寝室でさせるようにしましたが、
見守りカメラを設置して常にチェックするようにし、生後半年頃までは頻繁に部屋に様子を見に行くことをしていました。
これも大人のケースで考えても良いと思いますが、やはりいつもの寝室が1番よく眠れますよね。
「ここは寝る場所だよ」と赤ちゃんに覚えてもらうことで、セルフねんねしやすい土台を作ります。
服装
服装も赤ちゃんにとって分かりやすいねんねの合図となります。
我が家の場合は、スワドルを導入しました。

スワドルは赤ちゃんの体をほどよく圧迫しお腹の中にいたような安心感を与えることができます。
また、我が子の場合はスワドルにより「モロー反射」を和らげられたことが1番のメリットでした。
モロー反射とは寝ている赤ちゃんが急にびくっと全身を動かすような反射で、寝かしつけたと思ってもこの反射により起きて泣いてしまう、ということが我が子の場合とっても多かったです。
モロー反射の程度は子どもによって異なるようなので、激しいタイプだとより寝かしつけが大変ですね・・。
夏生まれの我が子はメッシュタイプを使っていました。

モロー反射がそんなに気にならない場合はスリーパーもねんねの服装としてよい選択肢となります。

音
赤ちゃんは特定の音を聞くと泣き止んだり落ち着いたりすることはよく耳にしますよね。
ねんねの合図として音もぜひ活用することをオススメします。
胎動音や自然の音、オルゴールなど、選択肢はいろいろとあるので子どもと相性のよいものを選ぶとよいですね。
我が家の場合は、「ホワイトノイズ」をねんねの音に採用しました。ざーっという砂嵐のような音です。
ホワイトノイズは親が活動している間はつけっぱなしにするようにしていました。
そうすると、隣の部屋で家事をしていてもホワイトノイズが音をかき消してくれるので、生活音によって赤ちゃんが目が覚めるということがなくなりとってもオススメです!
(親である私が周りの音を気にせずに寝たいときも効果があり、助かりました(笑))
うちではタブレットを使ってYoutubeでホワイトノイズを流していましたが、ホワイトノイズ専用のマシンもあり、便利です。

光
多くのネントレ本では「遮光」をしっかりとするように書かれています。
遮光カーテンなどを使用し少しの光も入れないようにすることが一般的にはオススメされています。
ただ・・正直ズボラな私はそこまで徹底する気にはなれず・・(笑)
ここはカーテンとドアを閉めるくらいのことしかしていませんでした。
徹底しなかったのには個人的な考えもあり、
一般的なネントレの推奨事項に反してしまいますが、やはり「完全遮光」な状態というのは作るのが難しく、「真っ暗でしか寝られない」となると少し不便かなとも思いました。
しっかりと遮光していたらもう少し効果が出るのが早かったかもしれませんが、
昼間でも、電気を消しカーテンとドアを閉めれば薄暗くなるので、子どもにとってはねんねの合図になっているようです。
カーテンを閉めたくらいで一回あくびをしてくれるので、効果ありです!
もちろんしっかりと遮光したい方は遮光カーテンなどで対策しましょう。

下準備③寝る前のルーティンを作る
寝る前にはルーティンを決めておくと、「これから寝る流れなんだ」と認識しやすくなります。
「生活リズムを決める」と似たようなところがありますね。
おうちによってルーティンは特有のものを決めてよいと思いますが、我が家の夜のルーティンは、
ごはん→お風呂→ミルク→寝室移動→絵本→ぬいぐるみにあいさつ→ねんね、というルーティンとしました。
寝る前のルーティンが出来上がると、自然と徐々に眠くなってくる様子が見られるようになりました。
生まれてしばらくは夜22~23時頃まで覚醒することが多かった我が子ですが、生後3ヶ月頃からは基本的に夜19時には寝付くようになりました。
「本当にリズムって身に付くんだ・・」と驚いた記憶があります。
ちなみにお昼寝は夜のような大きなルーティンはありませんが、
寝室に行く→カーテンを閉める→ホワイトノイズを流す→スワドルを着る、というねんねの環境を整えることをルーティンにすることで効果がありました。
まとめ:セルフねんねは無理しないことが最重要
我が家のセルフねんね習得の方法をお伝えしましたが、睡眠において子どもの個人差は非常に大きいと言われています。
そのためネントレは「期待せず・無理なく」するのが良いと思っています。
ただでさえ生まれたばかりの子どもの育児をしていると寝不足になりやすく、メンタルにも大きく影響します。
そんな中でネントレを頑張りすぎると余計なイライラや疲労が積み重なるだけです。
ネントレはすべてのルールに従わず、自分(家族)のベストを追い求めてやってみてください。
「全部抱っこで寝かしつけても全く問題ない」という方ならば、それでいいのです!
育児において最重要は、「親がハッピーであること」です。
たとえ上手くいかなくても、トライ&エラーが育児だと思っています。
「うちはダメだったね~」と気軽に考え、次の策を考えてみましょう!
皆さんの育児が少しでも楽しく幸せなものになるよう、願っています。

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