【英検2級】ライティング(英作文)で書く内容が思いつかない・・を解決!

英語

こんにちは!英検準1級・TOEIC900点・元英会話講師のKihoです。

英検2級のライティング(英作文)を練習していて、以下のお悩みがありますか?

・ライティング(英作文)の書き方が分からない
・聞かれていることは分かるけど意見が出てこない
・時間がかかりすぎる

2級ともなると、題材も難易度が上がり問われる分野も馴染みがなかったりしますよね。。

ただ、ライティングに苦手意識がある人が忘れがちなのが「英語の試験であること」です。

言語のアウトプット(話す・書く)で最も重要なことは、「相手に伝わるかどうか」
この基本を思い出せれば、ライティングのスキルはあっという間に伸びます。

本記事で詳しく解説していくのでぜひ参考にしてみてください。

※英検は社会人の方にもおすすめしています。興味のある方は以下の記事もご覧ください!

※大学生の方はこちら。

英検2級のライティングパートは1番スコアが伸びやすい!

英検はリーディング、ライティング、リスニングパートに分かれており、その3つのパートがおおよそ同じ配点で構成されています。

人により得意・不得意なパートがあるかと思いますが、ライティングパートは初心者が最も点数を取りやすいパートです。

リーディングやリスニングよりも、ライティングパートは比較的短い練習時間で効果が出やすいです。そのため、リーディングやリスニングパートの勉強よりもまず、ライティングパートを練習すべき!
そうすれば他のパートをカバーできるほどの得点を取ることが可能です。

この記事を読んでいる方は、初心者またはライティングに苦手意識がある方かと思いますが、安心してください!正しい練習をすれば、必ずすぐにスコアアップすることができます

意見が思いつかない人が陥りやすいパターン

おそらく本記事を読んでいる方が1番悩んでいる、「理由が思いつかない」「アイディアが出てこない」という問題です。

私が英会話講師として何十人もの生徒にライティングを教えてきた経験から感じるのは、
「思いつかない」原因の多くは「正しいこと、良いことを書かなければいけない」と思い込んでいることです。つまり、「複雑に考えすぎている」ことが原因のことが多いです。

英検は「英語の試験」です。英作文の中身が「正しい意見」「良い意見」ということとは全く関係ありません。

得点を取るためのポイントはただひとつ、「読んで理解できる」ことです。
そのためにすべきは、正しい文法・単語で、質問の答えになっている文章を作る、というシンプルなことなのです。

「いつも考え込んでしまって何も思いつかない・・」という方は、いったんシンプルな思考になり「意見を問われているのではなくて英語の試験なんだ」というマインドセットから始めましょう。

マインドセットができたところで、具体的にライティングしやすくなる表現を以下の項で見てみましょう。

まずはライティングのこの型を覚えておくだけで5割完成

ライティング(英作文)の「型」は決まっています。

どんな問題だとしても以下の型にまず当てはめることで全体の5割ほどの語数になるので、覚えておきましょう。基本的に、以下の7文を書けば完成できます。

1文目: I (do not) think that <TOPICの質問文>.
2文目: I have two reasons to support this opinion.
3文目: First, <1つ目の理由>.
4文目: For example, <1つ目の理由の補足>.
5文目: Second, <2つ目の理由>.
6文目: For instance, <2つ目の理由の補足>.
7文目: For these reasons, <1文目の繰り返し>.

この型をまず覚えてしまえば、完全に自分で英作文をする必要があるのは青マーカーの4文のみです。

いかがでしょう?これなら書けるような気がしてきましたね!

理由を書きやすくするための英語表現

ライティングに苦手意識がある、時間がかかってしまう、という方の傾向として、「まず日本語で文章を考える」という癖があるパターンが多いです。
私が英検準1級を取るまで勉強を続けてきて感じたことは、「英語にしたいことを日本語で考えていると上達しづらい」ということでした。

英作文でも、日本語で考える→英語に翻訳する、という方法では上手く訳せないことが多いのでオススメしません

その代わりに、理由を書く時に使いやすい以下の5つの英語表現を覚えておきましょう。
実際の問題にはPOINTS(ヒント)も与えられるので、これらの表現とPOINTSを使って英単語を当てはめていく方が簡単で、正確です。

① It is <形容詞> for <人> to <動詞>.
② <人> can <動詞>.
③ <人> should <動詞>.
④ <~ing> makes <人> <動詞>.
⑤ <~ing> would help <人> <動詞>.

また、以下のような前置詞を活用することも表現が広がるのでオススメです。

① with 「~で(使用して)」
② such as 「~のような」
③ even 「~でさえ」

2級を受けるような方であれば上記のような表現は簡単と感じるかもしれませんが、これらのシンプルな表現の中で適切な単語や言い回しを使うことで、英語力をアピールすることが可能です

上記の表現のみで完成させることも可能です。具体的には以下で実際に英作文をしていきましょう。

【実例】2級ライティングの原則を踏まえて書いてみる

ここまではライティングのマインドセットと使える型・表現を解説してきました。

本項では、実際の問題を使用してライティングの書き方・考え方を紹介します。
ライティングの原則と書くべき英作文は以下の図の通りです。

上記を踏まえて、実際に出題された英検2級のライティング問題(英作文)を使用し実践してみましょう。

<2025年度第1回より>

TOPIC
Some people practice foreign languages with artificial intelligence (AI). Do you think this is a good idea?

POINTS
●Communication
●Efficiency
●Mistakes

TOPICとPOINTS(ヒント)を読み、「賛成と反対のどちらが意見を書きやすいか」をまず考えてみます。本当の意見でなくてかまいません。あくまで英語の試験なので、「上手く英作文できそうな方」を選びましょう。POINTSの3つは賛成、反対どちらで書いても構いません。

ここでは考えることに時間を使いすぎないようにしましょう。まずは書き始めてから軌道修正した方が効率的です。書いている途中で考え直し、意見を変えてもOK。

私の場合は、以下の2つが書きやすそうだと思ったので、「賛成」の意見で作成します。

【賛成】
Communication→今のAIは自然なコミュニケーションもとることができる
Efficiency→AIを使用すれば効率的に学習できる

ここから、上の項で紹介した「」と「使える表現」を使用して書き進めていきます。

I think that it is a good idea to practice foreign languages with artificial intelligence(AI). I have two reasons to support this opinion.
First, people can have natural communication with AI in foreign languages.
For example, AI would help people practice conversation in various situation such as restaurants or school.
Second, it is efficient to practice foreign languages with AI.
For instance, AI makes it easy for people to find time to practice, so they can practice foreign languages even at midnight or early in the morning.
For these reasons, I think that it is a good idea to practice foreign languages.

読んで分かるように、難しい表現はあまり使用していませんが、英作文を完成させることができました。
図で説明した通り、3級レベルの文法で具体的に、でもTOPICからずれない内容で書くのがポイントです。

とにかく「難しく考えず、シンプルでわかりやすい英文を作ること」!複雑な文章を無理に作成する必要はありません。

1つのTOPICで3パターン以上の英作文をして練習しよう

上記までに説明した内容が身に付けばスコアアップが可能ですが、そのためにはやはり練習が大事。

「自分の意見を書くわけではない」という原則に基づくと、様々な意見で英作文をしてみる、というのはオススメの練習方法です。

たとえば1つのTOPICで賛成・反対両方の意見で英作文をしてみたり、別の理由を考えて書いてみたり、「書きづらいな・・」と思う立場で英作文してみると、かなり鍛えられます。

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ネットではなく書籍派!という方は以下のテキストで過去問6回分を何度もこなしましょう。1つの過去問で2パターンずつ英作文の練習をすれば、それだけで12回練習することが可能です。

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まとめ~シンプルな思考を身につけて得点アップ!

「英作文の意見が思いつかない」という方は、複雑に難しく考えてしまっているかもしれません。

自分の意見といえど、あくまで「英語の試験である」ことを思い出してください。

2級となると英検の中でも上級になってくるので、きっと「レベルの高い英文を作らなきゃいけない」という気持ちになりますよね。

でも、言語のアウトプットで大事なのは、「相手に伝わりやすいかどうか」です。

その基本に立ち返り練習し直してみてください。ライティングパートの得点アップは合格への1番の近道です!

本記事が2級合格という目標の手助けになれば幸いです。応援しています!

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